介護士が意識しておきたいこと「認知症ケアでの言葉遣い」

見直そう、介護士の言葉遣い
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認知症ケアにおけるポイント

否定的な言葉は絶対にNG

認知症の人に否定的な言葉は言ってはいけません。「あなたはダメな人だ」のような否定的な言葉は相手に不快な思いをさせてしまうからです。それに、否定的な言葉を毎日使っていると相手の自己肯定感まで下げることにもなりかねません。

否定的な言葉は絶対にNG

押しつけるような言葉

自分の考えを押しつけ、相手の意思を否定する言葉も不適切です。たとえば、不安で歩き回る利用者に対してイスに座ることを促したい時に、「ここに座りなさい」と強要するのは逆効果になります。利用者の行動を止めさせたいなら、「危ないからここに一緒に座って話をしましょう」と利用者の意思と自分の考えをすり合わせた言葉を掛けるようにしましょう。

押しつけるような言葉

相手を責める言葉

認知症の人が責められていると感じるような言葉も言ってはいけません。「どうしてそんなところに置いたの」のように行動を全否定して責めるような言い回しをしないように気をつけてください。
認知症の場合、普段はしないような行動をすることがあります。たとえ不適切な行動を取ったとしても、それが認知症の症状であることを理解し、冷静な態度で接するようにしましょう。

相手を責める言葉

尊厳を踏みにじる言葉

相手の尊厳を踏みにじる言葉は絶対に言ってはいけません。本人だけでなく、家族にも悲しみや苦痛を与えてしまいます。介護士の中には悪気なく言いたいことを何でも言ってしまうタイプの人もいます。思ったことをそのまま話すのではなく、発言する前に少し立ち止まって「この発言は不適切ではないか」と考えることを普段から意識するようにしましょう。

尊厳を踏みにじる言葉

気持ちを揺さぶる言葉

認知症の人を不安にさせたり、不必要に興奮させたりする言葉も避けるべきです。特に不穏な状態になっている人は興奮させるのではなく、安心させるような言葉を掛けてあげるようにしましょう。

気持ちを揺さぶる言葉

ペースを乱す言葉

高齢や病気が理由で動作がゆっくりしている人も多いのですが、業務が忙しいからといって「早くして」と急かしてはいけません。ペースを乱すような言葉は相手を委縮させ、イライラさせる原因になります。

ペースを乱す言葉

安心させることが大切

認知症の人は漠然とした不安を抱えているため、安心させるような言葉を掛けるようにしましょう。
たとえば、「いつもありがとう」という感謝の言葉です。認知症の人に限らず、感謝の言葉は誰が言われても嬉しいものです。自信や意欲のアップにつながるので積極的に伝えるようにしましょう。また、相手を肯定したり、共感したりする言葉も安心感を与えます。否定せず、心を和らげるような言葉を掛けるようにしてください。

安心させることが大切

日常生活でも役立つ会話術

クッション言葉を活用する

スムーズにコミュニケーションを取りたいならクッション言葉を活用するといいでしょう。言葉のニュアンスが柔らかくなるので、相手に不快感を与えずに自分の本音を上手に伝えることができます。

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