介護現場で役に立つ会話のコツ「話し方を意識してみよう」

見直そう、介護士の言葉遣い
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会話がスムーズになる話し方とは

ゆっくり話す

なるべくゆっくり話すようにしてください。早口だと相手に伝わらないことがあります。聞き取れず会話の内容を理解できないまま話が進むと強いストレスを感じてしまいます。会話を理解できないことが気になり、会話そのものが億劫になってしまうでしょう。相手が理解できるようにゆっくり話すように意識してください。

ゆっくり話す

声のトーンも重要

女性は声が高くなりがちなので気をつけましょう。柔らかい口調を心掛け、甲高い音や聞き取れないような低音は出さないように気をつけてください。親しみやすく信頼されるように、明るい口調で話すように心掛けましょう。

声のトーンも重要

わかりやすい言葉で伝える

高齢者にも理解できる言葉を選ぶことが大切です。世代が違うので今流行りの言葉で話しても戸惑うだけです。世代が大きく違うことを意識し、わかりやすい言葉で話すようにしましょう。

わかりやすい言葉で伝える

感情は表情にも表れる

人間の感情は声だけでなく表情にも表れると言われています。安心感を与えられるように、なるべく笑顔を絶やさないように意識してください。笑顔で話しかけられると好印象を抱きやすくなります。心を開いているので話している内容を受け入れやすくなり、会話もスムーズに進むでしょう。近年は新型コロナウイルスの影響でマスクをしていることが多いので、表情を見せることは難しいかもしれません。しかし、笑顔かどうかは目元を見ればわかります。目元にも表情をつけ、マスクをしていても笑顔でいることがわかるようにしましょう。

感情は表情にも表れる

目線を合わせる

会話中は目線の高さを合わせることを意識してください。車イスに座っていると目線の高さが低くなります。膝をついて会話をする介護士もいますが、横にイスを並べて座ったほうが話しやすく、相手も気を遣わずに済みます。

目線を合わせる

相手の気持ちに配慮する

利用者の中には不安な気持ちで過ごしている人もいます。不安を感じている時にハイテンションで話しかけられるとどうしていいのかわからなくなってしまい、混乱してしまう可能性があります。「家に帰りたい」「体調が悪い」「楽しくない」といった心境で生活しているかもしれないことを気遣いながら対応することが大切です。

相手の気持ちに配慮する

寛大な心を持つ

利用者や認知症の人と会話していると、つい反論したくなることもあるかもしれませんが、それは悪手です。認知症になると思い込みが強く、自分の意見を押し通すようになるので、むやみに否定すると相手の自尊心を傷つけてしまい、トラブルになる可能性があるからです。理不尽なことを言われると否定したくなる気持ちになりますが、まずは相手の言い分を受け入れ、寛大な心で接するようにしましょう。

寛大な心を持つ

日常生活でも役立つ会話術

クッション言葉を活用する

スムーズにコミュニケーションを取りたいならクッション言葉を活用するといいでしょう。言葉のニュアンスが柔らかくなるので、相手に不快感を与えずに自分の本音を上手に伝えることができます。

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